続・竹林の愚人 真如堂

真如堂


真正極楽寺(しんしょうごくらくじ) 京都市左京区浄土寺真如町82
天台宗 通称真如堂
平安中期の永観2年(984)、比叡山延暦寺の僧・戒算上人が延暦寺の常行堂にあった阿弥陀如来像を東三条院藤原詮子(一乗天皇の母、藤原道真の姉)の離宮に移し、安置したのが始まりとされる。当初、この場所の東北に位置する元真如堂(換骨堂)の地にあったが、応仁の乱で荒廃した後、各地を転々とし、元禄6年(1693)に現在地への再建が開始された。
本堂(重要文化財)は江戸時代の享保2年(1717)の上棟で、京都市内の天台宗の寺院の本堂として最大規模を誇り、内部には、本尊の阿弥陀如来像(重要文化財)が祀られている。
本尊は「うなずきの弥陀」とも呼ばれ、毎年11月15日にのみ開帳される。
寺宝として、仏師運慶の発願によって書写された法華経六巻(国宝)をはじめ、応仁の乱などを描いた室町時代の真如堂縁起(重要文化財)、毎年3月に公開される大涅槃図など、多数を蔵する。
秋には、東山を借景にした「涅槃の庭」や三重塔、梵鐘に色付いたもみじが映え、効用の名所としても有名である。 京都市


本堂  本尊:阿弥陀如来立像  九品来迎の印を結ぶ丈3尺3寸、慈覚大師の作で、国の重要文化財。長野の善光寺如来と嵯峨清涼寺と共々に日本三如来の一つ。
本尊如来の脇士、右側には伝教大師作の千手観世音菩薩立像、丈2尺3寸の木像、左側には智証大師作の不動明王、丈1尺2寸の坐像が安置。


新長谷寺 新長谷観音菩薩像
もとは吉田神社の大元宮の奥社に祀られていた。明治維新の神仏分離により真如堂境内にお堂とともに移転された。
大和の長谷観音と同木の像で、藤原山蔭卿の作と伝える。


元三大師堂 本尊:元三大師の画像、脇士に不動明王像などを奉安。元禄9年建立。
元三大師は俗に降魔大師とも呼ばれ、「観音籖」という百番のおみくじを発案。民家の門に魔よけの御符として角大師の御影のお札を貼ることをはじめられた。京洛十八大師めぐりの3番。毎月3日の縁日に護摩供法要を修める。


千体地蔵堂


赤碕弁天堂  丈8寸の弁才天本坐像を祀る。永正16年(1519)5月、21世買主昭淳上人が本堂再建勧進のために防州方面(今の山口県の東部)に下向、赤崎弁才天の宝前に参籠し祈願を捧げ、帰京後、義政公の加護を得て真如堂の再建。そこで報恩感謝のために、赤崎弁才天を勧請。


三重塔 宝暦年中(1751~64)の建立、元禄9年(1896)の建築ともいわれ、府の重要文化財に指定される。建立当初は塔内に四仏を奉安していたが、のち舎利宝塔を安置。令法久住、諸願円満、国土安穏、万民富楽を祈願。高さ30mほど。


鎌倉地蔵堂
文和年中(1352~56)、玄翁和尚が下野の那須の原の殺生石を教化の祈り杖をもって打ち割り給い、その石にて尊像を刻み鎌倉に伽藍を建立したもの。のち慶長年間(1596~1615)、慈眼大師の実弟甲良豊後守がこの尊像を崇敬し、尊像の夢のお告げによりこの鈴声山に移された。もともとは殺生石であったものが、地蔵尊になって鎌倉にお祀りされてからは諸人を救い非常に霊験が多かったので鎌倉地蔵尊と称す。


鐘楼  梵鐘は宝暦9年(1759)の造営。戦時中の金属供出から奇跡的に戻ったもの。


縣井観音堂
承久年中(1219~22)に、洛陽東洞院の辺りに懸井という井戸があり、夜な夜な不思議な光が放たれるので、人々は怪しみ井戸の底をうかがうと、誦経の声が聞こえて、井戸の底から5寸余りの仏像がでてきた。この仏を勅によって真如堂に遷座され、寺号を法伝寺とした。この由来で懸井観世音と称し、ことに女人の難産を救うご誓願があると縁起にある。本尊・閻浮壇金如意輪観世音菩薩(縣井観世音)は山内の宗恭殿に奉安。


千仏堂


万霊堂 地蔵菩薩を安置、昭和9年(1934)、三井の寄進。


本坊 書院の門


薬師堂  五条坂の金光院のお堂で、戦時中強制疎開により移転。
本尊の石薬師如来は伝教大師作の丈1尺6寸の石像。
桓武天皇が都を平安京に遷した時、大地から一つの大盤石が涌出し、伝教大師が鎮護国家の霊験万代不易の太平の地の瑞相であると、その霊石の頭をとって尊像を造る。
堂前の黄色い花はミズキかの山茱萸で、享保年間に朝鮮半島から薬用として渡来したもの。


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  1. 2011/04/04(月) 07:10:38|
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